先月2024/3/2-9に韓国江陵市で開催された世界車いすカーリングミックスダブルス選手権2024で日本代表チームは見事ベスト4に進出しました。 2023年に開催された2023世界混合ダブルス車いすカーリング選手権では日本代表は、1勝7敗でグループ敗退だったもの、今大会では大躍進のベスト4という過去最高の成績でした。 今回の好成績で2026年ミラノ・コルティナダンペッツォパラリンピックに向けて大きな前進となりました。 以下は大会の詳細です。
日本代表チームはグループ予選で準優勝の中国に一敗したものの、優勝国韓国にも競り勝ち5勝1敗でグループ突破。
迎えたベスト8との試合では強国アメリカと対決。 一進一退となった試合でしたが最後に競り勝ちは9対8で見事勝利。 準決勝では中国に惜敗し、メダル獲得を狙う3位決定戦ではイタリアとの試合でした。
日本は第1エンド、第2エンドと連続で1点を奪取。
第3エンドにイタリアのオリエッタ・ベルト選手に完璧なテイクアウトで3点を奪われ、2-3と初めてリードを奪われてしまいます。
しかしながら、第4ラウンド、日本の小川選手が見事なドローを決めて1点を返し、3-3の同点に追いつきます!
5回には日本が1点を決め、4-3とリードを広げました。
しかし、イタリアは6回に1点を返し、4-4の同点に追いつきます。
7回、日本のヒットアンドステイが成功せず、シューター(自チームが投げたストーンのこと)が転がりすぎたため、イタリアに4点を奪われてしまいます。
7回を終えて日本4、イタリア8。
第8ラウンド、日本はパワープレーを駆使しますが、一歩及ばすで日本は残念ながら銅メダルを逃しました。
予選トーナメントから接戦を制し、3位決定戦まで勝ち登ってきた日本代表チームに今後の活躍に期待大です!!
そして実はこの好成績で終えた裏側にはUTCの代表である菅原トレーナーのサポートがありました。 菅原トレーナーはこれまで
米国プロサッカーチームでのトレーナー
リオ、東京パラの日本選手団村外サポートチームの活動
個人選手のサポートとしては
パラカヌー
車椅子テニス
パラ卓球
車椅子ラグビー
ボッチャ
パラ水泳
パラアーチェリー
などオリ・パラスポーツを問わず様々な現場で指導してきた経歴があります。
今回は練習場のカーリング場で身体機能評価からトレーニング指導、投球フォームチェック・指導を複数回に渡って実施してきました。
カーリングは非常に繊細な動作が要求されるスポーツです。
ほんの微細な手首の捩れ、肘の曲がり具合、体幹の傾けが大きな差につながります。 そこで正しく肩を引けているか?正しいタイミングで肘の伸ばせているか?体を前に倒す際に制限となっている所はないか? など細かく一つ一つの動作を見ていきます。
見つかった課題に対し、課題解決のプログラムを提供し、徐々に強化をしていって出来上がったのが今回のチームでした。
2026年の冬季パラリンピック大会まではまだまだ道半ばですが、これからもぜひ車いすカーリング日本チームに注目してみてください!!
UTCではカーリング以外にもパラスポーツを行っている個人やチームからのトレーナー派遣要望も受け付けております。
もっとスポーツパフォーマンスを高めたいという方は是非下記のリンクよりお問い合わせください。