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【ユニトレPERSONAL】利用者の声Vol.2(脊髄損傷:20代男性)

更新日:11月3日


利用者の声


ユニバーサルトレーニングセンター(UTC)では障害をお持ちの方を対象としたトータルヘルスケアサービスの一環としてパーソナルトレーニングサービス(通称ユニトレPERSONAL)を提供しています。 これまでに脊髄損傷/頸髄損傷、脳卒中、脳性麻痺、二分脊椎、脊髄梗塞、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、脊髄性筋萎縮症(SMA)、シャルコーマリートゥース病、脊髄動静脈奇形、筋ジストロフィーなど様々な疾患の方々に対してトレーニングを行ってきました。




ユニトレPERSONALの訪問型では麻痺部を含む全身運動や立位・歩行訓練、全身の関節拘縮予防やスムーズな動作を目的としたストレッチ、体力やスポーツパフォーマンス向上、肩こりや腰痛予防・改善などの二次障害リスク低減の為のエクササイズ指導など様々な内容を実施しています。

今回は実際にトレーニングをしている方の体験談や感想をご紹介いたします。


 


脊髄損傷

●利用者様の基礎情報

怪我・病気における身体状態や実施サービスについて

・氏名:小島 大典 様
・実施サービス:ユニトレPERSONAL〜訪問型〜
・病名:脊髄損傷
・受傷部位:頸髄7,8番
・受傷歴:3年
・移動手段:手動車椅子、電車


●課題や不安


UTC
生活や健康に関して、どのような課題や不安を抱えていましたか?


小島さん
大学在学時に転倒事故で脊髄損傷になり、入院時に足が細くなり、体幹トレーニングを行うことがなかったので、体幹がグラグラな状態でした。
体幹が弱いことによって、ほとんど全ての生活動作にてバランスを崩しやすくなりました。
その結果、靴を履くことや移乗をする際などに転倒する怖さや、バランスを崩して怪我をするのではないかという怖さを常に感じていました。


●初回の感想

UTC
最初にトレーニングを受けたときの感想を教えてください


小島さん
病院や他のリハビリ施設と違って、器具を使わなくても自宅でトレーニングができるのか?アクティブに動くことができるのか?といった疑問がありました。
しかし体験セッションを受けてみて、器具がなくてもできることがたくさんありました。体のコンディショニングを整えることや、体の状態を継続的によくしていくといった点で、毎週トレーニングを続けることが重要だと感じました。


●継続のきっかけ

UTC
トレーニングを継続することにした理由を教えてください。

小島さん
専門的に体を見ていただけるという点はもちろんのこと、大学に復学することになった際に、施設などに通ってトレーニングすることが大変だと考えました。
特に通う時間の確保が難しいが、自宅に直接来ていただいてトレーニングができるということが1つ魅力だと感じ継続しています。
外に出ることが難しい方や、他の施設へ通う時間の確保が難しい人は同じく魅力的なのではないでしょうか。


●変化や改善

UTC
身体機能、生活、スポーツパフォーマンスにどのような変化がありましたか?


小島さん
体幹が強くなったことで日々のすべての生活動作が変わった感じがしております。
移乗でも体幹に力が入りやすくなるようになり、今では高く上がり過ぎるくらいまで変化したと感じています。
食事中や、勉強中に体幹が安定してきたので、バランスに意識をとらわれずに生活することができるので、生活のしやすさが向上したと感じます。


●その他の変化

その他UTCのトレーニングを受けて良かったことはありますか?


自主トレーニングでも立位や体幹トレーニングを日々行っているが、自分の体の状態を客観的に見ることができず正確さに欠ける部分があります。
UTCのトレーニングを受けることで、今の体の状態を知ることができ、自主トレーニングにも活かすことができ、相乗効果となっていると思います。


●ユニトレPERSONALを検討中の方へメッセージ

退院後のリハビリを自分一人でや、家族に協力をしてもらうとなると、安全面や技術面や知識面などで難しい部分がたくさんあると思います。
私たちのような障害(脊髄損傷)や車椅子に関する特性を十分に理解しているトレーナーが自宅に来てトレーニングを行えることで、「また来週トレーニングがあるから来週までにこうしておこう」など自身のモチベーションに繋がる目標やきっかけがつながると思います。




●担当トレーナーからのメッセージ

現在の状態・変化(2024/7時点)

インタビューでもキーワードとして多く出ている体幹の部分に関しては、トレーニングの中ではもちろん日常生活でも安定しているとの声をいただいています。
座位バランスを毎回行い体幹の安定度のチェックをしていますが、左右のリーチ幅が伸びたことはもちろんのこと、体を起こした状態を保持できるようになってきました。胸から下に麻痺がありますが、体幹を自力で起こしそこから保持できることはとても難しいことです。ですが、小島さんはトレーニングの積み重ねでそこまでの体幹を手に入れられました。
また序盤のお話に出ていた足の細さも体幹が強くなってきたことで、足に痙縮と呼ばれる不随意の筋収縮が強く入るようになってきました。そのおかげで足の筋量を維持向上し立位や歩行のトレーニングに活かすことができています。立位や歩行のトレーニングは足のトレーニングはもちろんのこと全身トレーニングになりますので、毎回疲労をとても感じながらも一生懸命取り組んでいただいています。

 

当社では初めての方でもご安心してトレーニングを始めていただけるように、ユニトレPERSONAL~訪問型~の体験セッションを設けております。 体験セッションをご希望の方は下記ページの申し込みフォームからお申し込みください。




その他にも、 「どんなトレーニングができるのか」や 「自分の障害でも大丈夫か」などのご質問ございましたら、お気軽にご連絡ください。



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