ユニバーサルトレーニングセンター(UTC)では障害をお持ちの方を対象としたトータルヘルスケアサービスの一環としてパーソナルトレーニングサービス(通称ユニトレPERSONAL)を提供しています。 これまでに脊髄損傷/頸髄損傷、脳卒中、脳性麻痺、二分脊椎、脊髄梗塞、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、脊髄性筋萎縮症(SMA)、シャルコーマリートゥース病、脊髄動静脈奇形、筋ジストロフィーなど様々な疾患の方々に対してトレーニングを行ってきました。
ユニトレPERSONALの訪問型では麻痺部を含む全身運動や立位・歩行訓練、全身の関節拘縮予防やスムーズな動作を目的としたストレッチ、体力やスポーツパフォーマンス向上、肩こりや腰痛予防・改善などの二次障害リスク低減の為のエクササイズ指導など様々な内容を実施しています。
今回は実際にトレーニングをしている方の体験談や感想をご紹介いたします。
●利用者様の基礎情報
怪我・病気における身体状態や実施サービスについて
・氏名:水野 由紀子 様
・実施サービス:ユニトレPERSONAL〜訪問型〜
・病名:脊髄損傷
・受傷部位:腰髄1番
・受傷歴:15年
・移動手段:手動車椅子
●課題や不安
UTC
生活や健康に関して、どのような課題や不安を抱えていましたか?
水野さん
私は転落事故で脊髄損傷になりました。腰髄の損傷だったので、上半身は問題ありませんでしたが、両下肢に麻痺を追ってしまい車椅子生活になりました。
昨年統合失調症がきっかけで2週間入院し、入院中に体を動かなかったことがきっかけで今まで問題なくできていた移乗動作が突然出来なくなってしまいました。退院後にベッドやトイレへの乗り移りができなく困っていたところ、ユニバーサルトレーニングセンターを見つけたので、トレーニングを受けてみようと思いました。
●初回の感想
UTC
最初にトレーニングを受けたときの感想を教えてください
水野さん
最初は激しい運動をたくさん行うのかと思っていましたが、体の不具合(私の場合は受傷時の怪我の影響で右肘が伸びきらない「拘縮」)から改善するアプローチから始めていただきました。
移乗動作が出来なくなってしまった原因が右手以外あると思っていましたが、右手のストレッチや運動と体の使い方を教えていただいたことで、出来なかった移乗動作が簡単にできるようになったのでとても驚きました。
●継続のきっかけ
UTC
トレーニングを継続することにした理由を教えてください。
水野さん
どこをストレッチしたら良いか、どこを鍛えれば良いか、など自分が知らない体の構造を具体的に教えていただいたことで、もっと体に変化が出て様々なことが出来るようになるイメージが湧いたので継続することに決めました。
まだユニトレを始めて日は浅いのですが、より安定した移乗動作ができるようになるためにも続けた方が良いとも思いました。
過去に行っていた病院でのリハビリは、ただ乗り移りの動作をひたすら繰り返すという単純な動作だけで効果があるのかなと疑問を持つこともありましたが、ユニトレではどこの筋肉を使って体を動かすとか、この動作をするに当たって必要な動きは何かなど更に細かいことを教えてくれるので、ただの筋トレではなく実用的なリハビリ・トレーニングだと感じました。
●変化や改善
UTC
身体機能、生活、スポーツパフォーマンスにどのような変化がありましたか?
水野さん
まずは不自由になっていた移乗動作がスムーズにできるようになったことは一番大きな収穫でした。
また、それ以外にも立位補助具を使って立位練習を出来るようになったことは大きいです。少し大変でも立位をすることで足の筋量維持や消化器官へのポジティブな影響があることを教えていただいたので頑張って取り組んでいます。
●その他の変化
その他UTCのトレーニングを受けて良かったことはありますか?
水野さん
これまでは体を動かすことがほとんどありませんでしたが、ユニトレに加えて、毎日簡単にできるエクササイズ動画も提供していただけるので、運動の習慣化に繋がりました。ユニトレを受けているときはもちろんですが、それ以外の時間でも見守っていただけている感じがするのは嬉しいです。
●ユニトレPERSONALを検討中の方へメッセージ
人それぞれ障害も違えば悩みも様々だと思いますが、様々な悩みに対応してくれるトレーナーの方々ですし、障害や体のことに関する専門性もとても感じるので、とても励みになり信頼できます。
一緒にやっていこうと思えるトレーナーの方々なので、受けてみようか否かを悩んでいたら是非一度行ってみてください。
当社では初めての方でもご安心してトレーニングを始めていただけるように、ユニトレPERSONAL~訪問型~の体験セッションを設けております。 体験セッションをご希望の方は下記ページの申し込みフォームからお申し込みください。
その他にも、 「どんなトレーニングができるのか」や 「自分の障害でも大丈夫か」などのご質問ございましたら、お気軽にご連絡ください。