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ユニトレPERSONALでは何ができる?【パラスポーツ編】

更新日:9月24日

パラスポーツ

ユニバーサルトレーニングセンター(UTC)では障害をお持ちの方を対象としたトータルヘルスケアサービスの一環としてパーソナルトレーニングサービス(通称ユニトレPERSONAL)を提供しています。 これまでに脊髄損傷/頸髄損傷、脳卒中、脳性麻痺、二分脊椎、脊髄梗塞、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、脊髄性筋萎縮症(SMA)、シャルコーマリートゥース病、脊髄動静脈奇形、筋ジストロフィーなど様々な疾患の方々に対してトレーニングを行ってきました。



ユニトレPERSONALの訪問型では麻痺部を含む全身運動や立位・歩行訓練、全身の関節拘縮予防やスムーズな動作を目的としたストレッチ、体力やスポーツパフォーマンス向上、肩こりや腰痛予防・改善などの二次障害リスク低減の為のエクササイズ指導など様々な内容を実施しておりますが、

その中でも皆様に具体的にどのような方法で実施しているのかをイメージしてもらうために、いくつかのシリーズに分けユニトレPERSONAL~訪問型~の詳細をご紹介をいたします。


そして、今回は第四弾として「スポーツ編」のご紹介いたします。


 

以前の記事を閲覧したい方はこちら

第一弾: ユニトレパーソナル「立位編」
第二弾: ユニトレパーソナル【外トレ編】

第三弾: ユニトレパーソナル【ストレッチ編】

 

スポーツを行っている方だと特に

  • 「スポーツの競技力を向上させたい」

  • 「もっと早く車いすを漕いだり、ターンできるようになりたい」

  • 「自分に身体状況にあった最適な投球・スイングフォームを追求したい」

  • 「重要な場面で緊張してしまって、いつも通りのパフォーマンス発揮できないのを克服したい」

など日々各々の目標に向かって取り組まれている方も当てはまる方も多いでしょう。


UTCでは車いすバスケ、ウィルチェアラグビー、車いすテニス、パラ卓球、パラカヌー、パラ水泳、パラ陸上、ボッチャ、アーチェリー、チェアスキー、車いすカーリング、立位テニス、パラサーフィンなど様々なパラアスリートに対してトレーニングをしてきました。

これまでの経験から得た知識を活かしながらアスリートのハイパフォーマンスを引き出すためのトレーニングも提供しております。


パラスポーツが一般のスポーツと異なる点は大きく分けて2つあります。

  1. 「身体面」: 自身の障害特性を理解しつつ、最大限の機能発揮を目指す

  2. 「用具面」: 自身の身体機能を最大限引き出せる用具・装具を整える


ベースのフィジカル強化に関しては健常スポーツと共有点は多いですが、そこからさらに上記の2点を考慮しながらハイパフォーマンスを追求しなくてはなりません。


大きく分けると2点の特徴がありますが、さらに細かく見ていくと下記の要素も必要となってきます。


パラスポーツの競技力向上に必要な要素

UTCのトレーニングでは上記の内容を事細かに評価し、フィードバックしております。


例えば車いすのチェアワークを例に取った時に

  • 体幹と上肢を連動させた漕ぎ方ができているか?(体幹が使えない場合は上肢のパワーを最大化できるポジションで漕げているか?)

  • 車いすが移動し始めの漕ぎ方とスピードがついた時の漕ぎ方を使い分けているか?

  • ターン時に勢いを殺さないような適切な重心位置を取れているか?


など細かい点を一つずつ確認していき、それができていない要因を突き止めていきます。


このような細かな評価をすることで、自分自身でできていると思っていたとしても

  • 実は無駄が多い動きをしていた

  • 勢いを殺してしまう真逆の動きをしていた

  • どのタイミングでターンを開始すべきか理解が異なっていた

など新たな気づきになり、さらにパフォーマンスアップに繋がるのです。



もう一つ例をあげると、例えばテニスや卓球のスイング時には「体幹~肩~肘~手首」の関節がそれぞれ連動して動かなくてはいけません。

もちろん障害特性もあるので、限定的になる動きも出てきます。

しかしながら、

  • 麻痺部分は最低限必要な固定はできているか?

  • 非麻痺部は麻痺部を補うほどの動きができているか?

  • 理想となるフォームにどれだけ近づけた動きができているか?

  • 動きの制限から怪我につながる可能性はないか?


など細かい点を見ていくことが重要で、これら細かく意識してプレーできている人は多くありません。


上記の改善点を把握し、適切な指導を行うには「麻痺部」、「非麻痺部」、「障害特性」、「各種スポーツ」、「用具・装具」などこれらの特性を全て理解していることが重要なのです。


 

また当社では最新の技術であるAI動作分析ツールも導入しているため、動作やフォームに関しても数値化した詳細なフィードバックが可能です。

これにより自身では気づきにくい成長や僅かな怪我の兆候などに気が付きやすくなります。


AIによる車椅子利用者の身体機能分析

このようにUTCではスポーツシーンにおいても、最新の機器とトレーナーの知見を組み合わせトレーニング指導をしております。

最高のパフォーマンスを引き出す為に一緒にトレーニングしてみませんか?


 

当社では初めての方でもご安心してトレーニングを始めていただけるように、ユニトレPERSONAL~訪問型~の体験セッションを設けております。 体験セッションをご希望の方は下記ページの申し込みフォームからお申し込みください。





またその他にも、

「競技車のシーティングを見てもらいたい」や「大会や遠征の帯同してほしい」などご要望に合わせて柔軟に対応しております。 ご質問やご要望ございましたら、お気軽にご連絡ください。



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